アメリカの国立公園と大自然

世界初の国立公園(American National Parks)誕生は、アメリカの「イエローストーン」。1872年のことだった。
その後、アメリカに続いて、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドで国立公園が設立されて、さらに、遅れて、ヨーロッパや日本でも設立されるようになった。
ちなみに、日本では1931年に「国立公園法」が制定されたそうだ・・・ずいぶん後だね。

目的は「エコロジー」「自然保護」だが、アメリカを初めとする「新大陸」から早くに制定された事を考えても、「歴史の無い国なので、何か世界に誇れるような場所が欲しかった。」というのが、本音のところのようだ。

さて、このサイトで、紹介するのは、すべてがNational Park(国立公園)の認定を受けているところではない。ただし、認定を受けてないから、景観として見劣りするという事ではなく、インディアンリザベーション内にあるため、あえて、国家の管理下に置きたくなかった場所や、その他諸々の理由により、あえて認定を受けてない場所もあるという点をご留意ください。

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そして、アメリカ大自然のビュースポットは、アメリカ中の至るところにあるのだ。
上記の図は、カリフォルニア州だけのものだが・・いかに、カリフォルニアが自然の宝庫かおわかりいただけるだろう。

アメリカの国立公園の特徴を、ひとことで言い表すならば、・・・とにかく壮大、まるで地球そのものを感じるスケールだ。
たしかに、アメリカには、コロセウムも無ければ、ルーブルもバチカンもノイシュヴァンシュタインも・・・そんなものは全く無い。 歴史上の目を見張るような建造物は存在していない国ともいえる。
しかし、それを上回る「自然の驚異」がそのままの形で存在している。 どんな偉大な建造物ですら神の作ったものには叶わない・・・そう思わせるだけのものが、確かにここにある。

アメリカ合衆国の歴史はたかが200年余り、しかしアメリカ大陸の歴史は、紀元前からの、気が遠くなるような悠久のときを刻んできている。 それは、大自然の中で、先住民の文化と共に、ゆるりと流れてきたことだろう。
地球の歴史そのものが、ここにあるのかもしれない。

国立公園における注意事項

では、これから西部地域の国立公園、国定公園、世界遺産等に指定された場所をご案内しましょう。
その前に、いくつか注意事項を下記に記します。

まず、西部地域とは言っても、ニューメキシコあたりまでカバーしているので、ロサンゼルスやラスベガスから日帰りで行けるところばかりではないのでご注意。
また、本来、アメリカの大自然を、数時間でざっと見て帰る・・という事自体無理があり、本当の良さを味わうのであれば、ゆっくり時間をとることをお勧めする。 例えば、飛行機やヘリで上空から眺めるだけのツアーもあるが、これは、お勧めはできません。実際にその地に立って、そこの空気を感じ、て初めて実感できるものだからです。

アメリカ内務省の国立公園局が、管理責任を持っているので、国立公園内の石コロ1つ、葉っぱ1枚でも持ち帰ると逮捕されます。また、国立公園に認定されて無い場所は、そこの地域のインディアンリザベーションの管理下にある場合もあり、飲酒禁止、持込も不可などのルールがある場合もあるので、事前にチェックすること。

有名な国立公園でも、切り立った崖に手すりが無かったり、柵が無かったり・・と、日本では考えられないような事が多い。 自然の景観のまま保存って事か・・予算削減かは定かではないが・・自己責任で注意してください。
天候が変わりやすいので、なるべく午前中に出かけましょう。
特に夜間に運転するときは、動物の飛び出しに注意。( ロサンゼルスやサンフランシスコの都会でさえ飛び出してきます。)

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