ホワイトサンズ国定記念物(White Sands National Monument)

ニューメキシコ州オテロ郡にあるアラモゴードの南西およそ25 km (15 mi)、標高約1,200 m (4,000 ft) に位置する白い大砂丘地帯。 白い砂漠は、712 km2(275 mi2)の面積があり、これは、東京23区(621 km2)よりも更に広い。
まるで、一面の新雪のように輝いている。

しかし、これは雪ではなく砂。
もっと正確に言えば、白亜質の石膏又は硫酸カルシウムなのだ。表面の水分を素早く蒸発させるし、太陽光を吸収せずに反射するため、触っても熱くないのが特徴。さらに、石膏は水に溶けやすいので、地表で見られなることはめったいにない。ここは、実に珍しい場所なのだ。

どうしてこんなものが出来たのかと言うと・・・およそ1億年前に、ここは浅い海に覆われていた。その海が徐々に退いて湖になり、その湖も最終的に太陽の熱で蒸発。蒸発した後に残ったものは、古代の海底の堆積物であり、大量の石膏だったというわけだ。しかも、ここは盆地になっているため、ここにたまったままで風化して、これらの結晶を純粋な砂粒にしてしまった。


つまり、石膏ということはカルシウムがたっぷり含まれてるということで・・これは、気が遠くなるほどの「動物の骨」とも言えそう。。。

砂漠地帯のため、日中の気温は40度はある。
風が吹けば、風紋が出来る。まさに、自然のアートのようだ。
風に吹かれて、砂は絶え間なく移動し続けている。


◆ホワイトサンズの動植物

これは、ヤッカの木。英語名では、ソープツリーと呼んでいて、砂漠の過酷な状況の中で生き抜けるような活性成分が含まれている。
その1つが、サポニン(シャボン玉のシャボンと同じ語源)で、水と混ぜると泡立つ事から先住民は石鹸の代わりに使っていたようだ。
風にあおられた覆われるたびに、急激に茎を垂直方向に伸ばして、たくましく生き残る。

小さなトカゲの一種。白い砂丘の中で生き残るために、保護色として白くなったトカゲ。


◆ホワイトサンズの風景

夕暮れ時には、一面がピンクに染まり、日没時は・・・言葉では言い表せない。。。


◆池に映る空

小さな池のような水溜り発見。水面に空がくっりと映っている....。

それだけ、大気が澄み切っているのだろう。
日本のサイトでは、ホワイトサンズは1つのパワースポットと紹介されているものも多いようだ。

*パワースポットとは、エネルギースポット・気場であり、地球上にある全ての生命や物質の存在・活動の源となるエネルギーが集中していると、見なされる場所のこと。別名では、霊場とか聖地sacred placeとも呼ばれる場所で、自然崇拝がベースにある。



◆ホワイトサンズ・ツアー

◆ミサイル基地
白い砂漠の北側は、軍関係のミサイル実験場になっている。
ロスアラモスで造られた人類最初の原爆実験は、ここで行われた。そこは、トリニティサイトと呼ばれ、モニュメントがあり、年2回一般公開されている。
US Army
アメリカの砂漠地域は、こういった軍関係の秘密基地が多いのも特徴。



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