タサハラ・静寂・禅・温泉
自然の癒し、静寂、静観・・・を求めるならば、ぜひ、タサハラ・禅マウンテンセンター(Tasajara Zen Mountain Center)をお勧めする。
ここは、冬の間は、禅を学ぶ人々に瞑想と勉強の場を提供し、夏の間は、リゾートとしてオープンされている。
宿にて窓からの木洩れ日を楽しみ、静謐なひとときをまったりと過ごす、または、のんびり山歩き。渓谷を吹き抜ける風の香を楽しむ。そして、1日の終わりに温泉につかる。

パワフルに働くビジネスパーソンには、もっとも必用なものかもしれない。
そのせいか、たしかにここは、ハードワークのビジネスパーソンが訪れ禅を学んで行くことが多い。
アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズもまた、禅を学んだ1人でもあった。
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サンフランシスコの南南東150km,モントレーの南東50kmに位置している。
一般的な行き方は、まずモントレーへ向かい、モントレー半島付近でCarmelValley Rd へ左折。Tassajara Rdに到着するまで、G16を進む。Tassajara Rdに入り、Jamesburg を越え、そこからTassajaraへは、約25km続く未舗装道路。
未舗装道路に入ると、いきなり鹿に出会った。
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ミステリアスな先住民、エセレンの人々
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この地は、もともとは、先住民のエセレン・インディアン(Esselen Indians)の土地であり、彼らは、数千年にわたってこの地に住んでいたようだ。この地の温泉が病や傷を癒すことも知っていたようで、古くから温泉も利用されていた。 |
1840年代、インディアンの撲滅運動以前に、彼らは自ら姿を消したのか絶滅したのか詳細はわかっていない。ただ、彼らは、タサハラ付近にも多くの謎の手形を残している。実に、ミステリアスな民族。手形の意味するところは、何だったんだろうか?Esselen.com |
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タサハラに禅マウンテンセンター(Tassajara, Zen Mountain Center)
1967年、カルメル渓谷近くの山中、この地にタサハラに禅マウンテンセンター(禅心寺)が設立された。坐禅をアメリカにもたらしたのは鈴木俊隆(すずき しゅんりゅう)さんという曹洞宗の僧侶。1959年、55歳でアメリカに渡り、アメリカに禅を広めた人。Suzuki Roshi(鈴木老師)の教えは、門下生に引き継がれている。
ただし、日本の禅の学び方と全く同じではないようだ。これは、あくまでも、鈴木老師のZenであり、禅の心を教えるものなのだ。
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教えの場からも、窓いっぱいに木洩れ日が見える。夜の帳が下りる頃は、明かりがなんとも暖かい色を見せる。
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どの部屋からも、バスルームからも外の緑が見える。塵一つなく清浄な空気の流れを感じる。
風呂は、露天風呂、屋内風呂、サウナ、水風呂(小川を利用)があり、日本風になっていて男女に分かれて全裸で入る。
しかし水着着衣もOK.また、個室にも大きなバスタブがある。
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温泉は 硫黄泉で、少し暑め、天然の濃さを感じる。硫黄臭さがなぜか肌には残らず、しっとり感だけが持続する。 最高のナチュラル化粧水をまとったような贅沢感だ。 ![]() ![]() |
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部屋に戻り、しばし窓からの心地良い風に吹かれたあとは、旨いコーヒーでも飲みながら、たまには友とゆっくり話そうか・・。 |
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食事は、野菜中心で肉は無い・・・だが、旨い!ベジタブル料理では、ここが一番と評する人も多い。
日本食にイタリアン、フレンチ、エスニックを融合したような独自のフュージョンで、カリフォルニアによくありがちな、くそまずいベーガン料理とは全く異なる。焼きたてのクッキーとパンがついてきた。

特に、パンは最高。 ここのパンは、修行中のお坊さんによって作られ、すっかり有名になりパン作りの本や料理本まで出版されてしまった。 下記写真のパンは、シナモン・レーズン・ブレッド。種類は豊富にある。
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自家製のパンとランチのBento |
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ハーブいっぱいの草原を歩き、滝のそばで休み、山道をまたのんびり歩く。
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夜が来れば、ランプの明かりだけになる。もちろんTVも無ければコンピュータ環境もない。
しかし、ここにいる間だけは、パソコンもケイタイも仕事も・・日常のすべて忘れることに意義があるんだろう。
窓いっぱいに光が差し込む窓べに、ふと活けてある野の花。新鮮な野菜や果物をたっぷり使った料理を目と舌で楽しむ。
手作りのパンにクッキー。
もともとはZenの修行者のための宿だったので、単にシンプルなものを想像していたのだが、ここには、びっくりするほどの贅沢があった。
シンプルでいて決して粗野ではない。洗練された贅沢を感じる。
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