コロラド川を渡るとアリゾナ州に入る。ここらへんがカリフォルニアとアリゾナの州境。
(アリゾナのルート66の地図・・・赤い線が40番)


オートマン(Oatman)

「古き良きアメリカ」をしっかりビジネスにしてしまった町。ここは、昔は金鉱だったが、すっかり寂れてしまってゴーストタウンになってしまったところを、観光客用に復活させたというわけだ。商売っ気たっぷり!

街中で、こんなショーをやってる。

野放しロバは観光のため?ロバ用のニンジンまで販売!

実はこのロバたち、昔金鉱を探してやってきた抗夫達が連れていたロバの末裔という話。・・で、現在は「野ロバ」になったそうだ。 野生のロバにしては・・ミョーにデブってるし至るところに出現する。。。


オートマンホテル〜1902年創業
この町も、かつて炭鉱で栄えた町であり、ホテルもその頃に建てられた。古〜いホテルといえば幽霊がつきもの。 ここのホテルにも、いたずら好きのゴーストたちが住みついているようだね。 ARIZONA LEGENDS:The Haunted Oatman Hotel
*オートマンのローカル情報⇒Oatman AZ

オートマンホテル

クラークゲーブルがハネムーンで泊まったレトロな部屋


キングマン(Kingman)

モハベ砂漠の端っこにある街がキングマン。

遠くに給水塔が見える。

この給水塔は「ルート66」の文字入り。そのためか、写真を撮っている旅行者を見かける。

砂漠の中をずーーと走っていて
「あれ?ここどこ?」と不安になったとき、給水塔は便利。
必ず地名が書かれているからだ。


キングマン・ルート66博物館(Kingman Route 66 Musuem)
オクラホマ難民がルート66を旅した様子だらうか(写真右)・・等身大の人形を使っている。
クラシックカーの展示もある.


Mr. D'sのダイナー
観光名物にもなってるダイナーだけど・・まあ、味はフツウかな?

Mr D'z Route 66 Diner
サインは、かわいい!


キングマン・ターコイズ鉱山(Kingman Turquoise Mine)

「キングマン鉱山」は、ミネラルパークとも呼ばれ、ここはターコイズ(トルコ石)の産地。アメリカの中でももっとも大きな鉱山の1つ。昔からインディアン達がターコイズを採掘していたところでもあり、ターコイズは「幸運を呼ぶ青い石」とされて、アメリカではもっとも有名な天然石。
・・・そうそう、ターコイズは自分で持つと「お守り」効果があり、人からプレゼントされた場合は「幸運」を呼ぶのだそうだ。
*ターコイスについて

お土産に!

Colbaugh Inc.

フーバーダム(Hoover Dam)

1036年、Hoover Dam(フーバーダム)完成。このおかげで、ラスベガスやロサンゼルスまでもが潤うようになったのだ。
ちょっと足を伸ばして見学するのもいいかも。93番を北上しラスベガス方面。ラスベガスからならツアーも出てる。
Hoover Dam Tours from Las Vegas


ピーチスプリングズ(Peach Springs)

またも40番から大きそれた北側、グランドキャニオンの西側に位置するのが、ピーチスプリングズという町。
ここは、フアラパイ・インディアン居留地(Hualapai Indian Reservation)内で、ガソリンスタンド、郵便局、食料品店が1つずつある。宿泊するなら「フアラパイ・ロッジ」。観光客でいっぱいの場所を避けたい人にはお勧め。
ここからの、グランドキャニオンツアーもお勧めだ!
*ファラパイ族について⇒Hualapai People

これが・・ガソリンスタンド

グランドキャニオンを眺めながら食事

ファラパイ・ロッジ
(Hualapai Lodge)
↑Web 参照。
Grand Canyon の動画が楽しめるよ!


ハヴァ・スーパイ(Supai)

さらに、美しい滝のあるスーパイに行くには、ピーチスプリングから車で北西へ75 マイル(約120キロ)インデイアン道を進み、その後、歩くか馬に乗って8マイル(約13キロ)渓谷を下ってスーパイの村へ到着。ここはまさに「隠れ里」なのだ。

おお!まさに・・地上の楽園か!

郵便は週1回、ピーチスプリングズから馬で運ぶ。


セリグマン(Seligmnn)

ルート66の最初の町起こしは、ここ、セリグマンから始まった。その仕掛け人は、ここで、50年も床屋を営むエンジェル・デルカディオとそのお兄さん。今では、あっちこっちのTV局からも取材を受けてる有名人だ。
セリグマンは、ラスベガスから3時間の距離のため、観光客も多い。

もともとの床屋

町中がタイムスリップ

エンジェルさん夫妻

今では床屋も、こんなに変身。

アイスクリーム屋もオープンしてる。


ハックベリー(Hackberry Old Route 66 Visitor Center and General Store)

町のよろず屋「ハックベリー」は、ただの雑貨屋なのに・・まるで博物館のように楽しめるぞ!o(*^o^*)o
WEBあり⇒ハックベリー

古いコークの販売機に看板に・・つい夢中になる。

1956年型コルベット、エンジン音が聞きたいぞ!

ハックベリーのオーナ(店内にて)

ビンテージカーの勢ぞろい


セリグマンでランチをするなら、こんなレストランがある。
リロズ・カフェ(Lilo's Cafe)、ここは気の利いたドイツ風料理を出してくれると、近所では評判の店。
それに、珍しく美味しいコーヒーが飲める!
アメリカのコーヒーは、もともと薄くて味が無いからなあ 、特に田舎はイカンのだよ!・・・。






店内は、こんなカンジ。(写真右)⇒
Yelpで情報をみても・・なかなかの評判だった。⇒Lillo's Cafe
あ、そうそう・・中西部の田舎で食べるシーフードは、おそらく冷凍だと思うよ。そういう場所では、やっぱり肉っきゃない。シーフードやらスシなどは、海側か都会の人の食べ物なのだ。

もう1つ、地元で評判の店
ロードキル・カフェ(Road kill Cafe)
サラダバーは食べ放題。All you can eat のサインは食べ放題って事だから・・サラダはふんだんに食べられそう。
Web⇒Road Kill Cafe
評判をみると・・Road Kill Cafe(Yelpによる)安くてうまい!まずまずの評判といったところだ。





ウィリアムズ(Williams)

ウイリアムスはグランドキャニオンへの鉄道の入り口で、朝にはグランドキャニオン行きの蒸気 機関車がWilliamsの駅から出発する。
ルート66の古さを持ちながらも、それなりに洗練されてる町といったところか。。。
ウィリアムズという地名は、狩猟でわなを仕掛けるトラッパーとして名高かった「山の男」ビル・ウィリアムズにちなんだ名前だそうだ。
ここでも、たっぷり、クラシックカーが見られる!o(*^o^*)o



ステーキを食べるなら・・・
地元で評判のステーキハウス、レッドレブン(Red Raven)、ここは、グランドキャニオンへ行く観光客も多く訪れ、リブアイステーキが得に旨い!という評判。

レストランのWebページ↓
Red Raven
Red Raven(Yelpから)

店内も、なかなかおしゃれ!


アリゾナ、カウボーイの本場ならば・・・・やっぱステーキ!


フラグスタッフ(Fragstaff)

フラッグスタッフは、人口5万人のアリゾナ北部の中核都市ともいえる。ただ、標高は7000フィート(2100メートル位)もあり、寒い!
砂漠地帯では、低木ばっかりだったのに対し、ここでは針葉樹が見られる。
冬は、当然雪も降るし、山の天気特有の気まぐれさがある。さっきまで晴れていたのに急にどじゃぶりの雨になったりと、読めないのだ。。。

冬の街の風景

鉄道の駅

フラグスタッフからは、だいたい車で2時間くらいで、グランドキャニオン(110マイル)やセドナ(120マイル)に行くことができる。
セドナに向かうには、17号線のフりーウェイを使ってしまえば、 もっと早く到着するが・・できれば、89Aと書かれた道路を通って欲しい。 ここは、有名な風光明媚とされる道なのだ。

途中の景色を楽しみながら寄り道も・・。

途中にはキャンプ場も小川もある。

オールドタウン

89Aを抜けている

標高が200mもあれば、夏でもすごしやすい。
しかし、南下してセドナに行けば暑く、40番の通るフェニックスは猛暑となる。ドライブ2時間半の間に気温はいっきに変わるのだ。


フラグスタッフのピザ屋
フラグスタッフは、ここらへんでは大きな街で、レストランも多く日本食レストランまであるが・・お勧めは「ピザ屋」。
ローマピザ(Roma Pizza)

ここのピザは、クラフトもカリっとしてソースも旨い!油っこさを感じないんで、一人で、このくらいは食べてしまう。。。
オーナーは、イタリア系でしかも、ニューヨークで修行した人らしい。本場のイタリアの香りがするピザだ。
地元のファミリー向け、学生向けといった店のようで、ピザやブレッドは絶品だが・・・パスタやティラミスは期待しないほうがいい。一般アメリカ人好みの味に合わせてるようだ・・・。


ウィノナ(Winona)

旧街道のルート66に戻って旅を続けると、ウィノナを通る。 ルート66の歌詩の中で「ウィノナも忘れるな〜」と歌われてたんで、どんなところだろう?ってちょっと期待したら・・・Road Closed ってサインのある橋しかなかった。タダの橋・・しかも渡れない!
他は、なーーにも無い!
なんでだ??
Wikipediaで調べてみたら「その前のフレーズで 、アリゾと歌ってるんで、それに韻を踏んで、ウィノと歌っただけだろう。」と書いてあった。。。

ウォルナッツ国定公園(Walnut Canyon National Monument)

フラグスタッフから、ほんの10マイル(16キロ位)の国定公園で、Sinagua(シナグア)族と呼ばれる原住民が、12世紀初頭に築いた断崖住居。
シナグアとは、スペイン語で「水のない」という意味で、乾いた土地に生きる人々から付けられたようだ。シナグア族はフラッグスタッフからフェニックス1425年頃まで居住していたらしいが、その後忽然と姿を消してしまう。
なぜこんな断崖に囲まれた場所に住んだのか、何かから隠れていたのか・・また、なぜ消えたのか・・多くの謎を秘めた原住民なのだ。(途中から階段の手すりの無い急坂を降りるので注意。)
アリゾナの日本人コミュニティ
Sinagua(From Wikipedia)



アリゾナ大隕石孔(Meteor Crater National Landmark)

今から5万年前に、火星と木星の間にある小惑星帯から離脱した直径約20〜30mの鉄金属隕石が、地球の引力に引っ張られて、時速4万kmを超えるスピードでアリゾナの平野に衝突。
現在でも、直径1.2km、深さ168mのクレーターが残っている。衝突地点ではあらゆる物質が融解・気化し、高温高圧によって炭素からダイヤモンドが生成されたそうだ。
この衝突によって、時速2,000kmに及ぶ衝撃波が半径40km近くまで広がり、少なくとも半径14km〜22kmまでのすべてを何もない荒野に変えたと言われている。 宇宙の偉大な力 このアリゾナ大隕石孔が個人所有で、クレーターの調査を行ったバリンジャー博士の家族が今でも私有している。

←写真右
額縁の中の絵のように見せている。



ウィンスロー(Winslow)

Kinsley Ave.と2nd St.の角に、こんな銅像が立っている。 ご丁寧に「Standing on the corner」と書かれたサインもあり、
そのまんまじゃないか〜!
実は、これ、イーグルスが歌ってヒットしたTake it Easyの歌詞の情景を再現した街角なんだそうだ。
ここは・・失恋して暗〜くなってるときにはポジティブになれる?・・んだそーだ。。。
後ろの窓に、フォードのピックアップトラックに乗ったブロンドの女性が見える? (アップにしたのが右写真)

どんな内容の歌かと言うと(なんせ70年代なんで・・知らない人もいるだろうからね。)↓

やっかい事から逃げ出してきた男が一人で旅をしてる。「ま、過去なんてどうでもいいさ。
もう、頭で考えるな!気楽に行こうぜ!」・・と、ウインスローの街角に立っていると・・・
そこに、フォードのピックアップトラックに乗ったブロンドのいい女が通りかかる。
男を見定めるように、ゆっくりスピード落として・・・そして、車のドアがあく。
気楽に行こうぜ!
ホテルカリフォルニアより前にリリースされた曲で、明るく健康的なカントリーロックだったんだなあ。


ジョセフシティー(Joseph City)

いきなりこんな看板が現れる。
映画、カーズ(Cars)(人気ディズニー映画で2作目も2011年にリリース)にも、この看板が登場してた。
そう、あの映画はルート66が舞台で・・・もちろん、このあたり一帯が舞台となり撮影された。 この看板・・・映画の中の看板は、ウサギじゃなくって、こうなってた。↓ちなみに、映画の中に登場する、ラジエタースプリングズの舞台になったのは、ピーチスプリングズだという話。(手前にあった、あのファラパイインディアン居留区だったよね。)

そして、さらに進むと・・・あった!↓

うさぎ!ジャック・ラビット
観光客が、よくジャック・ラビットの背中に乗っかってピースして写真とったりしてるとこ(;^_^)
別に、それだけのこと・・・なんだけどね〜。



ホルブロック(Holbrook)

カーズの映画の中に登場するサリーのコージーコーンが、この、 ウィグワムモーテル(Wigwam Motel)
ウイグワムとは、先住民の特徴ある三角錐状をした住居で「ティーピー」とも呼ばれ、本物は木の柱に毛皮を張り巡らすテント。 バッファローを追って移動する彼らのための、移動型テントだった。
1933年にケンタッキー州の国立公園、マンモスケーブ(鍾乳洞)の近くに観光のため、フランク・レッドフォードという人が最初に建てたのが、ウィグワムモーテルだ。
現在では3箇所残っているが、その1つが、ルート66にある、ここのモーテル!
またまた、テント前には、クラッシックカーがたくさん!(*^o^*)!


エイリアンと恐竜
この近辺では恐竜の化石が多く発見されるせいか、町の中でも40番沿いでも、恐竜を頻繁に見かける。
また、エイリアンにも出会う・・・もちろん、テキサスのロズウェルほど有名ではないが「砂漠の真ん中には政府の秘密の軍事基地が多くあり、地下には、きっと秘密の基地があって・・・という話からか、または、近くにある巨大な隕石跡のクレーターからか・・ここは、エイリアンのゆかりの地なのかも。(^o^)


化石の森国立公園(Petrified Forest National Park)

ここは、化石になった木々がゴロゴロ見られる国立公園。今から約2億2500万年前、倒れた大木が川底の泥に沈み、そこで泥に含まれていた火山灰と反応し石英の結晶となって木の化石が誕生する。近づいてみると、その断面はクリスタルやアメシストなどに変化していて、キラキラ輝いているのだ。
また、枯れ川の河床にかかるアゲート・ブリッジアゲート・ハウス・・珪化木(けいかぼく)を用いて作られたレインボー・フォレストにある古代プエブロ族の家も見学できる。

この公園にはまた、色鮮やかな砂漠であるペインテッド・デザートや、青、紫、灰の縞模様が観察できる丘ブルー・メサなど、化石以外の見どころも多くある。(上記写真左:ペインテッド・デザート、写真右:ブルー・メサ)
*実は、日本語で俗に「化石の森」と呼んでるが、英語では、Patrified・・・石化って意味(ちなみに化石化は、fossilized)
日本語でも正確には、木の化石の事は「珪化木」と呼び、アンモナイトのような化石とは区別している。



カリフォルニア州へ

ニューメキシコ州へ続く

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